中野区の石造物(神社)中野の文化財 No.23
庶民の信仰の対象として、また武蔵野の風物詩のひとつとして伝えられる中野区内の石造物は、急激な市街地の発展とともに失われつつある。本報告書は、区内二〇か所の神社の協力のもと、文化財の保護・普及のために教育委員会が行った調査したもの。鳥居、狛犬、石祠等に区分し、神社ごとに配列し収録。
庶民の信仰の対象として、また武蔵野の風物詩のひとつとして伝えられる中野区内の石造物は、急激な市街地の発展とともに失われつつある。本報告書は、区内二〇か所の神社の協力のもと、文化財の保護・普及のために教育委員会が行った調査したもの。鳥居、狛犬、石祠等に区分し、神社ごとに配列し収録。
板碑は供養塔の一種で、鎌倉時代はじめから作られ室町時代に流行した石碑の一種。本報告書は、記録の少ない鎌倉・室町時代の庶民の生活を示す貴重な史料を調査したもの。区内の板碑の紹介の他、区内現存板碑一覧、現存板碑拓影・実測図を収録。
中野区教育委員会は昭和49(1974)年から、文化財の保護・普及をはかるため、区内の文化財に関する実態調査を行っている。区内文化財全般にわたる基礎調査の結果、区民から寄せられた「路傍の石仏を護りたい」という声に応えて、石仏に対する実態調査が実施された。北から南へと区内を七コースにわけて収録。