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中野区片山遺跡 発掘調査報告書 1   

中野区片山遺跡 発掘調査報告書 1   

松が丘二丁目19番に所在する片山遺跡の発掘調査報告書。本調査はマンション建設に伴う事前調査として行われた。本遺跡は、昭和14年に樋口清之氏によって堀之内Ⅰ式土器が採集されたことによって発見されたもので、古くからその存在が知られていた。本調査は1986年8月6日から10月7日まで行われ、中でも縄文時代の早期後半の土器が多く出土した。

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中野区片山遺跡第2次発掘調査報告書 2

中野区片山遺跡第2次発掘調査報告書 2

松が丘二丁目19番に所在する片山遺跡の第2次調査の報告書。本調査はマンション建設に伴って行われた。本遺跡は、昭和14年に樋口清之氏によって堀之内Ⅰ式土器が採集されたことによって発見されたもので、古くからその存在が知られていた。本調査は1994年12月1日から1995年3月31日まで行われ、竪穴式住居、集石、土坑、炉穴が調査された。

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北原遺跡発掘調査報告書

北原遺跡発掘調査報告書

野方三丁目25番に所在する北原遺跡の発掘調査報告書。本調査は共同住宅建設工事に先立ち行われた。本遺跡は、昭和14年の樋口清之氏の分布調査によって、山本邸東南方遺跡として「中野区史」に記載されているものである。本調査は1996年4月12日から4月27日まで行われ、良好な土器を伴った住居跡3軒を調査した。

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本田山遺跡発掘調査報告書

本田山遺跡発掘調査報告書

江古田三丁目8番に所在する本田山遺跡の発掘調査報告書。本調査は都営住宅立替工事に先立ち行われた。本遺跡は、戦前から良好な集落遺跡として知られていた。本調査は1997年12月3日から12月16日まで行われ、調査の結果、そのほとんどがすでに壊滅していることが確認されたが、縄文土器・土師器の他、地下室と思われる土坑が一基検出された。

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中野神明小学校校庭遺跡発掘調査報告書

中野神明小学校校庭遺跡発掘調査報告書

弥生町四丁目27番に所在する中野神明小学校校庭遺跡の発掘調査報告書。本調査は中野神明小学校の旧校舎撤去に伴って実施された。本遺跡の存在が知られたのはかなり古いことであり、昭和18年発行の中野区史には、神明氷川神社遺跡として記載されている。本調査は1977年10月1日から15日まで行われ、竪穴式住居址の存在が判明した。

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哲学堂公園内遺跡発掘調査報告書     

哲学堂公園内遺跡発掘調査報告書     

松が丘一丁目34番28号に所在する哲学堂公園内遺跡の発掘調査報告書。本調査は、区立哲学堂公園野球場地下弓道場建設に伴う事前調査として行われた。哲学堂公園は、明治36年に井上円了が、精神修養の場として、哲学堂を開いたことから始まる。この付近一帯は、和田義盛の館があったと伝えられ、江戸時代には榊原氏の所領、明治11年頃には子爵五辻安仲の別邸があり、明治12年~14年までその一画が江古田小学校の前身の仮校舎として利用されていた。本調査は1992年12月9日から1993年1月29日まで行われ、調査された道路状遺構は、江戸時代後半から明治初頭の段階ですでに存在していたと推定された。

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中野区向田遺跡発掘調査報告書

中野区向田遺跡発掘調査報告書

中野区に所在する「仮称中野区立みなみ保育園建設用地緊急発掘調査」の報告書。本調査地点の所在地は、南台五丁目。本調査は保育園建設に先立ち実施された。この報告書の名称は、小字名を採った。向田遺跡は、善福寺川と神田川の合流点の西側に広がる舌状台地の北東端部から東縁部にかけての一帯にあたり、旧石器・縄文・弥生・古墳時代を中心とした大遺跡の一部に位置づけられている。本調査は、1979年6月25日から7月29日まで行なわれ、古墳時代後期の住居址2基、及び先土器時代の石器、縄文時代後期の土器破片多数が発見された。

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北江古田遺跡発掘調査報告書 1

北江古田遺跡発掘調査報告書 1

江古田三丁目14番先に所在する北江古田遺跡の発掘調査報告書の「考古編」。本調査は妙正寺川調節池工事に伴う埋蔵文化財の事前調査として行われた。本遺跡地付近は、直良信夫博士によって発見された江古田泥炭層が分布し、台地には、縄文中・後期・弥生後期の遺跡が点在している。本調査は1985年6月1日から12月28日まで行われ、考古学的な遺物・遺構の調査と並行して、地質・層序の確立と古環境の復元を目的とした自然科学調査が実施された。

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北江古田遺跡発掘調査報告書 2

北江古田遺跡発掘調査報告書 2

江古田三丁目14番先に所在する北江古田遺跡の発掘調査報告書の「自然科学編」。本調査は妙正寺川調節池工事に伴う埋蔵文化財の事前調査として行われた。本遺跡地付近は、直良信夫博士によって発見された江古田泥炭層が分布し、台地には、縄文中・後期・弥生後期の遺跡が点在している。本調査は1985年6月1日から12月28日まで行われ、考古学的な遺物・遺構の調査と並行して、地質・層序の確立と古環境の復元を目的とした自然科学調査が実施された。

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中野城山居館跡発掘調査報告書

中野城山居館跡発掘調査報告書

中野一丁目33番1号に所在する中野城山居館跡(中野城山遺跡)の発掘調査報告書。本調査は、積水ハウス株式会社によるマンション建設工事に伴う事前調査として行なわれた。中野城山居館跡は、江戸時代以来、中世の居館跡として知られていた。この地は、近世には中野村名主堀江家、近代以降は田島家の土地として、館の一部が現代まで保存されていた。本調査は、1991年3月8日から5月2日にかけて行われ、土塁と東側段部に展開する井戸跡・建物跡、中央硬化面、館本体の一部である西側基壇部といった遺構群と、土塁下層に構築された溝跡などが検出された。

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